不安というもの、不安に向き合う心

人は常に不安というものにとらわれています。

不安は悩みとセットのようなものです。

悩みがあるから、現状に満足出来ず、将来に不安を抱える。

そのように感じています。

人は、太古の昔から生き抜くためにこの「不安」という感情を常に持っていたそうです。

今年の冬、もし食料がなく、越冬できなかったらどうしよう。

寒さをしのぐ毛皮の衣服が準備できなかったらどうしよう。

猛獣に襲われて、寝ることもままならなかったらどうしよう。

水害や災難に襲われて住むところがなくなってしまったらどうしよう。

命の危機にさらされたらどうしよう。

そんな不安と戦って、長い間にいろいろなものが考え出されました。

食料→備蓄 天然の冷蔵庫、肉から保存のしやすい穀物の開発

衣服→狩猟 毛皮の確保、 毛皮から綿や麻などの天然素材を考え代替した

住居→穴をほっただけのものから、災難を避けるコロニー的なものへ変化、住居も高床式などを考え、水害や穀物の保存のことを考えて進化

こうやって人は本能的に「不安」というものを利用して進化してきたのです。

しかし、現代はこの「不安」という感情に人は囚われすぎ、過度に怯えているように見えます。

不安が次から次へと浮かんできて何も手につかなくなる。

不安から逃れたいために、お酒を飲んだり享楽的な行動に走る。(これはこれでいいと思います。)

不安がつのり、身体に影響をきたし病気になってしまう。

こういったことが往々にして起こっています。

社会が昔よりどんどん複雑化しているために、その不安のもとを捉えることが難しく、どのようにしたら良いか迷うことが多くなったと思います。

でも、思い直してみてください。

「不安」にとらわれているとき、自分はどうしていましたか?

頭の中が現実に集中できず、不安やいろんな負の感情でいっぱいに満たされていませんでしたか?

一日の大半を不安なことばかり考えて、頭の中をいっぱいにしていませんでしたか?

不安だけが頭の中でだけ大きくなりすぎてしまって、押しつぶされてしまっているんです。

では、そんなときどうすればいいのか?

まずは不安になるのをやめましょう。気に病むのをやめましょう。

自分は何のために生きているんでしょう。

自分に問うてみることも大切です。

大事な人を守るため

自分の生活レベルの向上のため

自分の身体、考え、精神をよりよく高めるため

今ある課題、悩みを乗り越えるため

そして自分が社会に少しでも貢献したい、生きている価値を自分の存在意義を確認したいため

そうすると何で悩んでいるのか、そしてその悩みのためにどう対処したら良いのかが見えてくると思います。

悩んでいる自分、そして手が止まって体が止まっている自分に気がついたら、思い直しましょう。

悩みばかりを考えることをやめましょう。

ればかりに囚われ、大げさに考えることをやめましょう。

大丈夫、なんとかなるさと開き直ることも大切です。

そして、自分の悩み・課題を解決するために今ここに集中しましょう。

体を目一杯つかいましょう。そうすると、余計な考えが浮かんでこなくなります。

全力でその作業に取り組みましょう。

人の意志=舵です。

あなたが人生の舵を取る、あなたが人生の主人です。

堂々と楽しき、悠々と悩みを乗り越えて、あなたの人生を輝かせましょう!!!

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